2018年度BCJA奨学金授与者
奨学金授与者リスト
2018年度のBCJA奨学生は、以下の方々です。
氏名 | 出身校/所属 | 留学先 | 分野 |
---|---|---|---|
井上 果歩 | 東京芸術大学音楽学部/東京芸術大学大学院音楽研究科博士後期課程 | University of Southampton | 音楽学 |
野本 和宏 | 早稲田大学政治経済学部/JBIC(国際協力銀行) | University of Cambridge | 公共政策 |
酒嶋 恭平 | 京都府立大学文学部/京都大学文学研究科博士後期課程 | University of Edinburgh | 西洋史 |
鎌田 彩花 | 東京工業大学工学部/東京大学大学院工学系研究科修士 | University of Cambridge | 化学(Biological soft matter) |
内藤 茜 | 慶應義塾大学文学部 | King’s College, London | 16世紀イギリス文学 |
2018度BCJA英国留学奨学金審査報告
BCJA英国留学奨学金審査委員会 委員長 白鳥 令(東海大学・獨協大学名誉教授)
今年もまた、添付別表の通り、BCJA会員の皆様の貴重なご支援により、5人の非常に優秀な方々にBCJA英国留学奨学金を 差し上げることが出来ました。ご支援をいただきました会員の皆様、お忙しい中を審査にご協力いただきました先生方に、心から お礼を申しあげます。
本年度の応募者は、昨年の56名から17名増えて、73名でした。応募者の学問分野は、授与者リストからもお分かりいただけます ように、人文科学、社会科学、自然科学、工学、医学、芸術、スポーツと、ほとんどすべての分野にわたっています。音楽・美術等 芸術の分野と、物理・化学等自然科学系の方々が、少しずつですが着実に毎年増えています。女性の応募者が多かった点と、 留学先の英国の大学ではUniversity of Sussexへの留学志望が多かった点が、今年の特色でした。
応募書類のほとんどは、交換留学等学部レベルではなく、大学院以上の研究者レベルで英国の研究・教育機関への留学を志望 されている方々ですが、審査の過程で応募書類を読んでいますと、日本の教育や大学卒業後の活動の範囲が、確実に国際化 しているのを感じます。7割を超える応募者が、高校時代や学部学生時代に、交換留学制度などを通して欧米で教育を受けた 経験を持っています。大学卒業後、外国で開発や医療の分野での援助や、教育支援の仕事をされている方々も増えています。 また、外国籍の方々で、日本の大学の教育を受けた応募者も、確実に増えています。
すでに英国の大学や大学院で学んで居られる方々の応募も、着実に増えています。これは、昨2017年度の「審査報告」にも 書きましたが、英国のいくつかの大学で、他の奨学金の審査に、私共のBCJA英国留学奨学金の授与歴を参考にしている 事実があるからだと思います。
私共は、今後も、このBCJA英国留学奨学金を、「金額は少なくとも、この奨学金を受けることが非常に名誉だ」と感じられる ような、そんな価値のある奨学金に育てて行くつもりです。その意味で、これ迄のBCJA英国留学奨学金授与者同様、今回 の優秀な奨学金授与者の方々の今後の活躍にも、大いに期待しています。
今回の審査でも、審査員一同は、非常に優秀な応募者がまだ居るのに、奨学金の資金が足りなくて、奨学金を5名以上差し 上げられない現実に直面して、悲しい思いをしました。どうぞ、英国に留学し英国で研究を続けたい若者のために、ぜひ暖かい ご支援をお願い申し上げます。
BCJA英国留学奨学金の寄付の方法
◆ 寄付金額: 一口5,000 円(可能なら2口)
◆ 口座番号: 00180-0-426794 (ゆうちょ銀行)
◆ 加入者名: BCJA 奨学基金