2016年度BCJA奨学金授与者

奨学金授与者リスト

今年度のBCJA奨学生は以下の方々です。

氏名 出身校/所属 留学先 分野
佐村 淳知 京都大学医学部 London School of Hygiene and Tropical Medicine Public Health (Health Services Management)
荒木 啓史 東京大学大学院教育学研究科 Department of Sociology, University of Oxford Sociology of Education
森上 翔太 東京大学大学院法学政治学研究科法曹養成専攻 Faculty of Law, University of Cambridge British Parliament (Private Members' Bills)
柳田 絢加 東京大学大学院医学系研究科病因・病理学専攻 Cambridge Stem Cell Institute, University of Cambridge Developmental Biology (Early Embryo Development)
齋藤(梶原) 麻里 福井大学医学部医学科 London School of Hygiene and Tropical Medicine Public Health (Cancer Epidemiology and Health Economics)

2016度BCJA英国留学奨学金審査報告

BCJA英国留学奨学金審査委員会 委員長 白鳥 令

2016年も、別表の通り、5名の非常に優秀な方々にBCJA英国留学奨学金を差し上げることが出来ました。これ程喜ばしいことはありません。

BCJA(British Council Japan Association)は、ブリティッシュ・カウンシルの奨学金を受けた者 をはじめ、短期、長期にかかわらず、これ迄英国に何らかのかたちで留学をした経験を持つ人達の集まりです。 BCJA英国留学奨学金は、BCJAの会員達の善意の寄付で運営されています。日本が経済大国に発展し、 英国政府の奨学金が日本に適用されなくなった13年前、BCJA会員は、日本の学生や研究者が英国留学の 機会を得難くなる危機を感じてこの奨学金を設立し、本年で13年を経過しました。この英国留学奨学金が本年 も継続出来たのは、ひとえにBCJA会員の皆様のご厚意によるものと、厚く感謝申し上げます。

私共は、このBCJA英国留学奨学金を、出来るだけ価値のある奨学金にする努力を続けて来ました。そのために、 奨学金の授与者の質は、常に第一級の人物を選考するようにして来ました。また、BCJA英国留学奨学金と 他の奨学金とを、重複して受けることも認めています。その結果、英国の多くの研究教育機関で、本奨学金の 授与者に他のより高額な奨学金を同時に与える状況が生まれています。さらに、私共は、BCJA英国留学 奨学金の使用方法に制限を設けないようにして居ます。BCJA英国留学奨学金は、研究旅行でも資料 購入でも、あるいは留学中の生活の補助に使用されてもよいのです。この点が、応募者の数を増加させ、 授与者の質を高めているのも事実です。

英国の教育・研究機関に、特に大学院や研究者のレベルで留学することには、特別の意義があるように 思われます。それは、英国の大学や研究機関は高度に国際化していて、そこに留学することで世界中の 知恵・知性と遭遇することが出来るからです。また、開発途上国援助などを目指して居る公衆衛生や 環境問題の研究者は、旧植民地での経験を豊富に持つ英国の研究者から、一段とレベルの高い 理論や知見を得ることが出来ます。

私共は、選考に際して、特に留学資金の援助を得る機会の少ない人文科学や芸術の分野にも 留意するようにしています。本年度も、非常に優秀な歴史学分野の研究者が居たのですが、 残念ながら僅差で選考されませんでした。

この様な時、選考委員は、「もう少しわれわれの奨学金の資金量が豊かなら、この応募者にも 奨学金をあげることが出来るのに」と、残念に思っています。

どうか、今後もBCJA英国留学奨学金を存続できるよう、本奨学金の趣旨をご理解の上、 BCJA会員をはじめ 英国と関係のある方々に、善意の寄付を心からお願い申し上げます。

BCJA英国留学奨学金の寄付の方法

◆ 寄付金額: 一口5,000 円

◆ 口座番号: 00180-0-426794 (ゆうちょ銀行)

◆ 加入者名: BCJA 奨学基金

授与者リストトップへ

このページのトップへ